継続的にメール配信するための仕組み作り

活用ガイド

メールは誰でも作成・配信ができるのですが、これを継続的に行なっていくことは意外とハードルの高い業務になります。継続しなくなってしまう理由は主に2つあり、それが「配信コンテンツ」と「モチベーション」です。これらを如何に維持していくかの秘訣をご紹介します。


メール配信ネタのパターン

メール配信コンテンツは幾つかの種類にカテゴライズできます。

1、会社のイベント:移転・周年・年賀・暑中見舞い等
2、情報提供:業界や市場のトピック、コラム
3、セミナー・イベント告知:セミナー・イベントの告知や出展のお知らせ等
4、製品・サービス告知:製品やサービスリリース・事例リリース等


弊社では2の近況報告と3・4を組み合わせた定期メールとその他に1・3・4を単体でお送りするメールとの2パターンでのメールをお届けしています。注意すべきは、3・4のように製品やサービスのアップデート、あるいはイベント・セミナー案内などは、結果としてメール配信できるものであること。一方、2のようなコンテンツは、メール配信を行う前提でコンテンツを生成していく体制が必要です。

参考:メールコンテンツの生み出し方とは?

https://faq.list-finder.jp/faq/11578


定常的にコンテンツを作るために

定常的なコンテンツはどのようなものがあるでしょうか。
多くの場合、予め四半期/半期ごとにメール配信頻度と配信先ターゲットを決め、それらに合わせてコンテンツを計画しています。その際、会社の新着情報やリリース頻度と合わせて配信スケジュールを調整する、お客様や見込み顧客に訴求したい情報を月1回社内公募する、というように仕組み化を意識して計画することが重要です。

特に、トピックやコラムを定常的に生み出すことをオススメします。なぜなら、製品情報や資料ダウンロード案内などのコンテンツはどうしても営業色が拭えないからです。営業色が出ることは決して悪いことではないですが、頻度が高いと配信停止されてしまうことも。このようなリスクを回避するためにも、お客様の役に立つトピック、コラム等がメールコンテンツとして有効です。


社内のルールづくり

社内でコンテンツを定常的に募集する仕組みと、コラム・トピックを定常的に生成していく仕組みを作り、定期的にメールをお客様にお届けしていくことができるようになると、今までコミュニケーションがとれていなかったお客様・見込み顧客の方々に自社の認知が広まっていきます。

メールでのコミュニケーションはメール開封やサイト閲覧をほぼ100%受け手に委ねています。受け手は毎日沢山のメールを受け取っているため、「メールだけでは直接的な営業的なメリットにはなかなかつながらない」という認識をもって継続していくことが重要です。

まずは、直接的な成果よりも仕組みを作ることを一段回目のゴールにするべきでしょう。そうでなければ成果が出ず、同時に成果を求められる担当者のモチベーションも上がりません。その結果、悪循環に陥り「メール配信は効果無いね」という結論に至ってしまいます。まずは「継続するための仕組みを作って粘り強く配信し続けること」が重要です。